株式会社芹工務店
DESIGN & CONSTRUCTION
古民家再生リノベーション
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古民家再生リノベーション
古民家再生リノベーション

昭和20年台代後半にお父さまが造られた家を、親・子・孫の三世代で住みたいとのご相談です。
築60年以上になるお住まいは、間取りや動線の不便さに加え、20センチ以上の床の段差と崩れる土壁、箱根中腹の冬の寒さに悩まされていました。
特に、食事の支度をするお母様にとっては土間の台所は凍えるほど寒いものでした。
屋根は7年前に瓦を葺替えたばかりだったのでそのまま残し、後は柱だけ残して全て撤去する大改装です。

土壁の外壁は耐震性の増した合板壁下地と耐候性の高いサイディングに変え、黒の腰板壁の上に白い漆喰塗り壁調サイディングと切り替えて、瓦屋根にマッチする和テイストのデザインに仕上がりました。
家の中の一番高い床に合わせて床高を揃え、プランも大変更を試みました。
旧来の田の字型の和室は二部屋みんなの集まるLDKに広げ、残りの二部屋は子供室と台所に隣接してトイレ、脱衣、浴室にと水廻りをまとめました。 
大きな土間玄関を小さくして子供室と子世帯の寝室プラス応接・仏間を兼ねた和室まで出来ました。東南角の元々の親の部屋は内装だけを新しくしました。
元々使っていた柱や梁は、太くシッカリしていたので構造的にはなんの問題もなく再利用できました。
黒く艶のある柱や梁を見せることで古い家の温もりを感じていただけます。
何よりも、アイシネンとペアガラスで新築と同じ断熱効果を出せることがK様のご希望でした。 
改装後、K様から「窓の結露もなくなり、冬も暖かく、母の台所仕事も楽になって喜んでいます。」とうれしい御報告を頂きました。  

床も壁もタイルで冬は凍えるような浴室は1坪のユニットバスになり外周をアイシネンで囲われているのでお湯も冷めません。 
3帖きりの台所と食堂も土間床だったのがムクのフローリングを張った対面式の広いLDKになりました。 
使いように困る田の字の和室ばかりの家が6人家族に十分の部屋が取れるようになったのは大成功でした。

リフォーム箇所
全改築(屋根・躯体残し) ※高気密高断熱工事含む
  • リフォーム参考価格 / 
    1500万円
  • リフォーム施工日数 / 
    3ヶ月
BEFORE REFORM
リフォーム前の様子

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