株式会社芹工務店
DESIGN & CONSTRUCTION
「工務店は”共同”で家を作るパートナー」の気持ちを強く持って、完成まで進めて行くことが重要かと思います。
完成年月:2020年9月(リノベーション)
Q芹工務店にきめたきっかけを教えてください。
私の場合はあまり参考にならないかもしれませんが…(笑)
元々17年前に先代家元が存命だったころに新築施工を頼んでいたことから、「やはり内情を知っている工務店に頼むのが一番安全では」と考えたのが正直なところです。また、個人的には人情的なところが非常に大きいです。先代家元が残してくれた土地・建物ですので、何かしら接点のある施工業者に任せたいという強い思いは、リノベーションを考え初めたころから既に持っていました。ですので、名の知れた大手工務店は眼中に無かったです。(笑)

 ただ、相見積もりを取らず、任意契約で行くことにはやはり少なからず不安はありました。
今だからこそ話せますが、そのために芹工務店様のことについては失礼を承知ながらも個人的に知っている内情も含めて0から100まで全て調べました。HPの中、特設ページ、施工事例・得意な技術、過去の全ブログに素臣社長の10ページにも及ぶ30年の歴史説明…もちろんこの調査が要因にはなりつつも、結局はこの調査が杞憂に終わったのはこれからお話しする内容です。

 実は、私の父は現役時代、土建屋を営んでおり、芹工務店様の芹澤覚会長とは仕事を受発注するほどに懇意の仲だったことはよく聞いていました。父に相談した際、父は「絶対に悪い”人”ではない、安心して任せればよい」と背中を押してくれたことをはっきり覚えています。高い商品ほど「人」で買うと決めている私の信念において、十分に納得できる始まりでした。

 アポイントなしで相談しに行ったとき、初めてご対応して頂いたのはなんとその覚会長だったのです。私の素性を明かしたところ、すぐに代替わりしていた素臣社長を連れて来て頂き、父の話に花を咲かせつつも、早速会長自ら現状視察の段取りを取って頂けたことは「芹工務店様で良かった」とすぐ感じることができた出来事です。

 そんな出来事をきっかけにしていきながら、素臣社長とのご縁も作らせて頂き、非常に謙虚で丁寧なご対応をされる素臣社長にも信頼を寄せていくようになりました。
 元土建屋を営んでいた父が「大丈夫」ということで技術面はもちろん信頼していましたが、「人」として信頼できる方だと「早く」そして「強く」思えたことが芹工務店様にお任せした気持ちの全てです。

 「元々、父を通じた知った仲」というひいき目を除いても、私は芹工務店様を信頼できるパートナーと断言できます。迷われている方がいらっしゃったとしたら、きっとこんなお話をすると思います。
「HPで自社と自身の生い立ちを10ページ語れる社長、見たことありますか?」
Q住まいづくでこだわったポイントはどんなところですか?
■ キッチンは最後の最後まで納得のいく形を諦めませんでした。これまで多くの賃貸を引っ越して不満に思っていた内容の解決と、限られた空間の中で最大の効率性を考えた形との両立ができるように、ショールームに何回も足を運びました。キッチンは単体建具としては最も高価な部分ですが、だからこそ妥協せずに予算は度外視して一番良いものを選択しました。

■ リノベーションなので間取りの効率性もかなり重視しました。極力デッドスペースを無くす、真四角に構えられる部屋の形にする、といったことを優先的に考えて間取りを考えていったところ、当初は無かったイメージながらも納得のいく形ができました。この部分は芹澤社長のご提案によるところが非常に大きかったと思います。

■ 使用していなかったバルコニーの大部分を部屋用に拡張変えした部分にもこだわりがあります。元々の間取りが細切れになりすぎていたこともあり、思い切って無駄なバルコニーを潰し、リビングの広さ確保ができたのは大きかったです。また、全ては潰さずに癒しの一部として、小さい枯山水を残ったバルコニーでやりたいと考えています。

■ 家族の生活スタイルをきちんと見直したことが一つの大きな起点になりました。家族が自身・妻の2人とも、浴槽につかるライフスタイルではなかったため、シャワールームだけにしました。これにより、部屋の大きさ、間取りの効率性確保ができ、納得のいく間取りを実現することができました。そのかわり、1F・2Fともにシャワールームを設け、同時にシャワーを浴びることができるように工夫もしました。
Q住まいづくりを振り返って一言お願いします。
コンセプトに合致した生活ができているので、成功と判断しています。
「愛猫と一緒に夏涼しく冬暖かく暮らす」、その通りできているのは「1からこうしたい、何をゴールに住まいづくりをするか」をハッキリさせて作っていったからかなと思います。
お金をかけるところ、そうでないところのメリハリが今の生活様式に合致していて、「これでよかった」と思えるところがたくさんあるのは妥協しなかった結果かと思います。
Q現在の住み心地はいかがですか?
「普段ほとんど気にすることがない」は地味な感想ですが、とてもありがたいことだと思います。
思い通りの住まいづくりができた結果とも言えますし、その通りの施工を実現してくれた芹工務店様に感謝したいです。
Q建築中に印象に残ったエピソードはありますか?
お忍びで平日に現場見学をしに行った際、挨拶とともに快く迎えてくれたことです。
職人さんが多い世界ですから、お邪魔にならないように最初は遠巻きに見ていたのですが、気が付かれるとご挨拶頂いて、また黙々と作業に移られていたのはとても好印象でした。
加えて、ちょっとした気になったことへのレスポンスがとても速かったです。
すぐの連絡であったり、翌日には修繕の実施であったり、スピード感ある対応はとても良かったです。
Qアフター対応についてご意見・ご感想をお聞かせください。
重要なところはすぐに対応していただけるのはもちろんですが、フォローとはいえ必要以上には、という距離感はとても良いです。
忘れていた事に点検やお知らせが来るというのは何かちょっとしたことを相談したいという時にとても嬉しいですね。
Qこれから住まいづくりをされる方に一言お願いします。
【お引渡し時】
2つに絞らせて頂きます。
 1つは「できるできない」はプロが判断するから、やりたいこと、実現したいこと、言いたいこと、わがままはドンドンいうべきということです。他の方も恐らく挙げているとは思いますが、「一生に一度の高い買い物」です。自ら諦めてしまい、希望を言わないで実現されないことと、希望を打診して「できません」では意味が全く異なります。後悔を一番遠ざける進め方をしていくことをお勧めします。
もう1つは工務店との良好な関係作りに「施主も努める」ということです。高い買い物が故に建設的でない話し合いや対応・態度を取っていては、お互いに損をすると感じます。注文/請負の関係には間違いありませんが、お互いに人ですから良好な関係だからこそ120%の完成が見えてくるものではないでしょうか。完成までに時間が掛かることもあって、楽しみが大きい分、些細なことで不満を覚えることもあるかと思いますが、無駄にイライラしては楽しみも半減、工務店の施工パワーも半減してしまいます。だからこそ「工務店は”共同”で家を作るパートナー」の気持ちを強く持って、完成まで進めて行くことが重要かと思います。

【1年訪問時】
まずは家庭内だけでなく、プロに相談してみることをお勧めします。
最初は勇気のいることですが、後々はもっと早く相談していればということも多いと聞きます。
その点、芹工務店様は信頼に値する工務店であることは押しておきたいと思います。(2世代でお世話になっていますので笑)
相談にあたっては、ゴールと目標を明確に持って(もしくは相談材料を多く持って)簡単には妥協しないこと、予算使用にメリハリをつけることは重要かと思います。
先方はプロなので依頼主さえブレなければよい提案を必ずしてくれますよ。

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