芹澤 覚|会長 2015.08.31
先日、テレビ東京の「和風総本家」という番組内で
小田原にある「ラ・ルース」という会社の
寄せ木食器「ひきよせ」というのを見ました。
積層材を作ってそれを加工して食器にして
それが海外で評判らしいのです。
ひのきを寄せ木にすることで無駄に捨てる部分が少なく
寄せ木にする際に繊維方向を変えて組み合わせることで
変形や歪みが少なく構造的な耐力も大きくなるそうです。
それは椅子でも同じですね。
写真(寄せ木椅子)
寄せ木の椅子はよく見かけますし
フィンランドの建築家アアルトの家具なんて
合板とか積層材でなければ絶対に出来ませんよね。
写真(アアルト椅子1,2)
つまり、寄せ木は建築で言う積層材と同じです。
細かい端材を使えてエコだし
繊維方向を変えて組み合わせるので変形・歪みが出にくく耐力も向上する
ということです。
芹工務店が柱や梁を無垢材で無く
積層材にしているのも同じ理由です。
と、手前味噌でした。