芹澤 覚|会長 2015.08.06
8月4日に下長窪のO邸の完了社内検査に出かけました。
8月8日から23日までロングランで見学会を開催する現場です。
今回の見学会はカナリいいですよ。
当社のホームページのイベント案内にもプロカメラマンの写真をアップしました。
私の撮った写真もここでアップしてみますから、比べてみてください。
と言っても、プロカメラマンと張り合うつもりは毛頭ありませんがね。
まずは玄関から
このお宅は玄関ドアも引違いですが、写真に見えているLDKへの入口も
既成品の竪格子引き戸です。
枠まで格子と同じ巾になっていてスリムできれいな建具です。
その左手に少し見える障子は和室からの通風と明かり取り用の地窓です。
格子戸の右奥は洗面ホールからトイレ、浴室、キッチンに回れるようになっています。
動線としてこの家のキモになっています。
主婦にはとても使いやすいと思います。
南側の窓位置から撮ったLDKの展開写真です。
どうです!!
いいでしょ。
一番左にダイニング、その奥にキッチンキッチンの奥に洗面ホールがあってトイレや脱衣室、浴室につながっているので水回りが集中してとても使いやすいと思います。
右写真の右奥が主寝室です。
主寝室にはWICもついています。
かなり贅沢に出来ていますね。
キッチンはフルオープンでスタイリッシュなキッチンフードだけが天井から下がっています。
キッチンカウンターも90センチの幅広です。
キッチン周りはグルリと周回できます。
ここも動線としてキモとなっていますね。
使いやすいですよ。
キッチンを覗きこんで検査中です。
玄関からLDKに入ってくるところのキッチンの反対側にストリップの階段を挟んで一段上がって
和室です。
写真左端に少し見える柱の写真外は90センチの通路を挟んでキッチンです。
上のキッチンの左側の写真につながるわけですが開放感いっぱいの空間になっています。
和室の天井は萩貼りで、竹の竿縁がアクセントになっています。
和室の出隅に柱が無いでしょ。
両側の壁からふすまが出てきてふすまをぶつけてLDKと仕切るようになっています。
ここもオシャレでしょ。
ふすまを開けている時の空間の広がり感は半端ないです。
もう一度、上のLDKの3枚組の展開写真を観てください。
気持ちよさそうでしょ。
LDKの天井は屋根勾配に合わせて羽目板張りの勾配天井で梁を見せています。
こんなメンドクサイ事、他の工務店やハウスメーカー、パワービルダーさんは絶対にやってくれませんよ。
イイデスヨ。
実物はもっとイイデスヨ。
LDKも和室も漆喰系の塗り壁で、和室だけ少しクリーム色にして変化をもたせました。
コテ塗りで模様を付けてあります。
LDKと和室では模様も少し変えてあります。
写真はLDKの模様です。
和室の奥には下を開けて吊り押入れにしました。
その奥には玄関との仕切りに障子がついています。
オシャレでしょ。
オシャレだけでなくこの障子を開けておくと風通しが良くて涼しい風が通り抜けます。
左が障子を閉めた様子で、右が障子を開けたところです。
奥に玄関の窓が見えますね。
吊り押入れの天井は壁から続けて塗り壁にしてあります。
現場でゼヒ覗きこんでください。
ちょっとしたところの工夫が建物も質や格を上げるのでしょうね。
押入れ建具の下の壁の下端に見切りが無いのがスッキリしているでしょ。
階段天井も同じように壁と天井を一体にして塗り壁仕上げです。
写真の左の柱と右の和室障子の鴨居の上の塗り壁が階段部分は下端を塗り回して
階段照明のブラケットの上の天井まで塗り壁になっているんですよ。
余分な見切り線を排除することでスッキリ上品になるのです。
これもハウスメーカーや大手ビルダーでは絶対にやらないでしょう。
芹工務店が考える良い家とは
①長持ちする耐震性を考えた家
②快適環境の高断熱の家
③使いやすく気持ちよさを追求するデザインの家
この3つですが①と②は構造見学会などで説明すればわかっていただけることですが
③のデザインは実物を見て住んでみなければわからないことです。
派手な色のドアを使ったり、障子桟を曲げたりすることがデザインでは無いと考えています。
使いやすい動線、飽きの来ない空間をいかに作り出すかがデザインです。
それを解るには体感するしかありません。
実物を見にいらっしゃい。
2階ホールから階段下の景色もいいでしょ。
2階には子供室だけです。
階段の右側と左側に1部屋ずつです。
写真の右手の背の低い開口はロフトの収納になっています。
そして階段上のホールはご主人の書斎兼多目的なカウンターになっています。
イベント案内の写真を参照してください。
私は写真を撮り損ないました。
ごめんなさいね。