株式会社芹工務店
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リフォーム日記 2015.07.31

H様邸屋上雨漏り修繕工事

アフター部の芹澤です。

今回は築30年以上の鉄筋コンクリートの建物でおきた雨漏りについてです。
梅雨で雨の続くなか、2階の和室で雨漏りするので見てほしいとの連絡がありました。
半年前に屋上の防水工事をやり直したばかりでしたので、早速調査のため現場訪問しました。
屋上に上り確認しましたが、屋上の平場部分に異状はありませんでした。
2階天井雨漏り部分の真上には屋上の雨水を排水する排水口(ドレン)があります。
今回、雨漏りの原因になったのはこの排水口(ドレン)と建物外壁面の縦雨樋をつなぐ横引き鉄製排水管の継手接続部分が錆で腐食し切れて外れていたからでした。

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鋳物の排水ドレンが腐食するのは稀(まれ)なことです。

今回雨漏りの修理方法としては改修ドレン工法を採用しました。
改修ドレンとは既存のドレン及び横引き継手部分に雨漏りの原因となるすき間等の不具合がある場合に使用します。
鉛プレートとホースが一体となったもので既存のドレンに被せて使います。
鉛プレートは既存呑み口になじませて設置し、防水を被せコーキング処理をします。
ホースは既存の排水管内径より小径の蛇腹ホースです。
既存排水管に挿入して縦雨樋に接続します。
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縦雨樋に接続するため飾り枡を取付けました。
縦雨樋も腐食して穴が開いていた為ステンレス製の物に取り替えました。
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以上で雨漏りの修理工事は完了しました。
陸屋根での雨漏りの多くは排水ドレン周りの不具合が原因です。
改修ドレン工法はこの様な雨漏りに有効な工法です。


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