食洗機で使用する洗剤について
先日、食洗機が動かなくなったというお客様があり、早速お伺いしました。
どうやら水漏れセンサーが働いて運転を停止したようです。
私達では原因や対処が出来ないのでメーカーに来てもらい調べてもらいました。
メーカーの調査の結果です。
塩素系の洗剤で洗った食器を洗剤をしっかり洗い流さずに食洗機にいれてしまい、泡がたちすぎてセンサーがはたらき、食洗機が停止したようです。
発泡性の高い一般の台所用洗剤を使用すると、食洗機の強い噴射によって庫内が泡でいっぱいになり、水漏れセンサーがはたらいて運転を停止することがあります。
また、洗浄ノズルが泡を吸い込んで回転不良を起こして洗い上りが悪くなるなど、異常や故障の原因になります。
台所用洗剤で洗った食器を食洗機にセットする場合はしっかりすすいでからセットしてください。
食洗機には一般台所用洗剤は使用しないで食洗機専用洗剤を使用してください。
食洗機専用洗剤と一般台所用洗剤は汚れを落とす主成分がちがいます。
泡（界面活性剤）の力で汚れを落とすのが一般台所用洗剤です。
食洗機専用洗剤は酸素の力と弱アルカリの成分によりデンプン質やタンパク質などのガンコな汚れを分解します。
界面活性剤は泡立ちを抑えるため、わずかしか含んでいません。
市販の洗剤には家庭用品品質表示法に基づいたラベルが貼られており、「酸性、弱酸性、中世、弱アルカリ性、アルカリ性」のいずれかが必ず表示されています。
一般台所用洗剤は中性で、手洗いに向いています。
食洗機専用洗剤は、酸素の働きを最大限に生かすため弱アルカリ性となっています。
そのため手洗いには不向きですが、中性に比べて高い洗浄力があります。
食洗機は手洗いに比べて強力な水の噴射と回転、洗浄力の強い洗剤で汚れを落します。
人間の手洗いより強力です。
ただし、人間の目は付いていませんから目の届かないところがあります。
洗い残しがあったりするわけです。
洗い残しを防ぐ方法はあまり食器をつめ込まず、適度にすきまを作りましょう。
そして、塊をザット水洗いする程度の予洗いをしましょう。
