アフター部の芹澤です。
今回の現場は6年目の点検で施主様から指摘されたことです。
このお宅はオーナー様の希望で外壁を全周立ち上げて四角いモダンな家になっています。
屋根はパラペットの立上りで見えませんが、片勾配屋根で水下に箱雨樋が設置されています。
横引きの排水パイプが外壁面に突き出て曲がり部分はエルボーパイプにて縦雨樋に接続されています。
<取替前>
<取替前>
指摘されたのは縦雨樋に接続されたエルボーパイプ部分からの水漏れです。
原因は縦樋パイプの収縮によりエルボ取り合いにすき間ができたためです。
改善策として、パイプの伸び縮みを吸収するためにエルボー下にスライドソケットを設置しました。
<取替後>
<取替後>
改善前の写真に比べてパイプが少し太っているところがあるでしょ。
ここで下の竪樋の収縮を吸収するようになっているのです。
これからの建物で箱樋タイプの雨樋はスライドソケットを使うことに社内で決定しました。
以上