リフォーム日記 2014.07.25
今日はリフォーム工事の後のメンテナンス工事です。
1年ほど前にアイシネンで温かい家にしたいというご希望で全改装したオーナー様の
1年点検で既存の柱のクレームが出ました。
プランも大きく変えたのですが
その時に動しても動かせない柱があったので、表面にナラの単板を現場で貼りました。
建ったままの古いデコボコの柱に5ミリ程度の厚さのベニヤを貼って下地を作り
その上に0.3ミリくらいの単板を大工がのりづけするのですが
工場で水平になったものに貼り付けるのではないので
なかなか難しい仕事でした。
左の写真の1本はリビングの端に残って
右の写真の格子をはさんだ2本は、調度、ダイニングとリビングを分ける仕切りのような感じになって
うまい具合になっています。
この3本に単板貼りをしたのですが
単板が浮いてきてしまいました。
左写真では真ん中のコーナーのところがところどころ黒っぽくなっています。
アップにした右の写真では口が開いているのが分かります。
一度はボンドを口のあいたところに詰めて押えてみたのですが
1月位でやはり口が空いてしまいました。
そこで今回はダイノックという伸縮性のあるクロスを貼ることにしました。
柱に貼ってあるベニヤ下地を細かくシッカリとクギ打ちして
その上にダイノックを貼ります。
ダイノックとは高級自動車のダッシュボードにも使われている高そうな木目のやつと同じものです。
どうですか?
いい仕上がりでしょ。
木目も補修前と変わらないでしょ。
オーナー様も喜んでくださいました。
アップにしてもわからないでしょ。
こうしたクレームは無料でやらせていただいています。