芹澤 覚|会長 2014.07.09
「地球環境の保全」、「地球温暖化防止」のために芹工務店が出来ることは、
1戸の住宅での総体のエネルギーの消費量を減らすことが大事だと考えます。
その為にこそ、高気密・高断熱工法を提案いたします。
高気密・高断熱工法により建物内部全体の冷暖房効率が上がれば冷暖房機器の設置数や容量を減らすことができます。
冷暖房機器の設置数や容量が減れば当然、光熱費の減少につながります。
あるいは、断熱効率の良い家で余裕を持った冷暖房機器を稼働させても
稼働効率が上がって省エネになります。
データでは年間の冷暖房費は半分になっています。
そして、「再生可能エネルギー」の利用です。
中でも、個人が導入するのに手軽な方法はソーラーパネルの設置です。
CO2を排出せずにランニングコストがかからないと一石二鳥です。
確かにイニシャルコストはかかりますが十分にお得な選択だと思います。
補助金もあります。
2014年4月の時点では国からは発電量1KWあたり2万円(設置価格が1KWあたり41万円以下)で静岡県からは同じ条件で1.2万円です。
各自治体からも補助金が出ます。
沼津市では同じ条件で1.5万円(上限4.5万円)です。
つまり、4KWの設置には41万円x4KWで164万円の設置費用が掛かりますが
補助金が17.3万円出ます。
そして、発電した電気はkWあたり34円(2014年度の想定)で買い取ります。
沼津市周辺の発電量は概算で年間に4KWのソーラーパネルで5000KWです。
全量買取で年間17万円の売電になります。
約10年で元が取れるわけです。
国内のソーラーパネルメーカーは15~20年の保証をつけ始めています。
悪い話では無いと思います。
この提案は結果として、光熱費の大幅な低減による家庭のランニングコストの減少と言う効果となります。
以上のような組み合わせによって光熱費が下がるということは、電気やガスを使わないで「CO2発生の削減」に寄与するということになります。
以上の組み合わせによる電力消費の削減が、いつか、原子力発電所や火力発電所の数を減らすことにつながるかもしれません。
そうすれば、日本の「CO2発生の削減」の大きな一歩になると考えるのです。