カテゴリなし 2014.07.03
北海道の住宅は高断熱住宅が当たり前です。
これは、議論以前の常識ですし、生死の問題です。
何しろ冬の北海道の気温は零下は当たり前ですし
マイナス20℃もあるのですからね。
沼津あたりでも寒い冬は、外に出るときは厚着どころか防寒着にしますが、家の中でダウンやオーバーコートは着ないでしょう。
昔は家の中で暖炉やストーブをガンガンに燃して、外部から進入してくる寒気に負けない暖房をしていました。
あるいはコタツやヒバチにかじりついていました。
お隣の韓国では日本よりズット寒くて、昔からオンドルと言う床暖房方式が取られていました。
台所を居住空間より低い場所に設け、その台所のかまどで火を焚き、その熱気を居間や寝室などの床下に送り込んで床暖房にしたのです。
居間や寝室の床は土を厚く塗り、その上に油紙を敷いて床下を通る熱気(排気ガス)が漏れてこないようにしました。
韓国も日本と同じく、室内では靴を脱いで生活をしていました。
家長の座る席は台所を背中にした壁のところで、家中で一番暖かいところでした。
中国の寒い地域もオンドルと同じような暖房をする地域がありました。
寒い地域では暖房は欠かせませんし、暖房コストも大きなものです。
カナダやアメリカの北部、ヨーロッパの寒い地域のドイツ、イギリス、北欧地域やロシアなどでは北海道以上に寒いので高断熱住宅は常識です。
寒い地域の高断熱住宅の必要性はわかったが、温暖化してきた昨今は昔より冬も暖かく、0℃以下になることなど珍しいような沼津みたいなところで余分な金のかかる高断熱住宅は必要ないだろうという意見があります。
私も、以前は「高断熱・高気密住宅」に懐疑的な感想を持っていましたが、何年か前の真冬の2月の完成見学会の時に、朝の準備で家に入りフローリングの床に乗ったとき、靴下を通して足の裏からビックリするような冷たさを感じました。
その家はオール電化でエコキュートを利用した温水床暖房を設置していたので、早速、運転開始したのですが、床暖房が効いてきてからの床の暖かさとの違いをつくづく痛感したのです。
日本人の家の中での事故による死亡原因は、階段転落などに拠る事故と浴室、便所、寝室での心臓発作や脳梗塞などが起因する溺死などの事故が主な原因です。
暖かい部屋から廊下に出て、トイレでオシリを出したり、浴室の冷たいタイルの床に裸で立ったり、暖かいフトンから起き上がった部屋が寒かったりするのが心臓発作や脳梗塞などの原因と考えられます。
データによると、そうした事故は北海道より、むしろ、関東以西のほうが多いのです。
冬でも暖かめの気候のせいで、たいした寒さ対策をしないために室内は北海道より寒かったのです。
ですから、高断熱住宅にして家全体を同じ温度にしておくことは沼津あたりの暖かい地域でも必要なことです。
また、高断熱住宅は夏の暑さ対策にも有効なのです。
外部の気候と切離し、家の中だけの気候を作り上げて外部の影響をミニマムにするということは、当然、寒さだけでなく暑さ対策にもなるのです。