芹澤 覚|会長 2014.02.26
本日は、私のお気に入りのどこやらの新聞ネタから・・。
WHOは果物と野菜の摂取で、2020年までに
消化器系のガンを世界で最大25%まで減らせると試算する。
血糖値を早く上昇させる食事は糖尿病につながりやすい。
だが、果物は穀物に比べて血糖値を上げにくいことがわかっている。
穀物やイモ類が持つデンプンは体内でブドウ糖になり血中に入って全身に送られる。
果物に多く含まれる果糖は腸での吸収が遅い上に
速やかに代謝されるため
血糖値の上昇につながりにくい。
果物に多く含まれる水溶性の食物繊維は
腸で糖質を吸収しにくくする効果があることもわかっている。
FAO(国際連合食料農業機関)も
「果糖やショ糖など糖類の摂取が生活習慣病に直接に結びつくことはない。」
と結論づけている。
日本糖尿病学会は、食事制限が必要な患者にも
1日80キロカロリー分の果物を摂取するように勧めている。
果物は重量の割にカロリーが低く、適量なら
食事やお菓子の食べ過ぎ防止に効果がある。
ただ果汁ジュースを習慣的に飲み過ぎるのは要注意だ。
果汁ジュース1杯をゴクリと飲めば10倍の果物を食べたことになる。
食べ過ぎは良くない。
果物は野菜と同じくらい大切な食べ物。
サラダに盛るなどして、野菜と同じような感覚で果物を食べましょう。
ついでに果物の定義。
農林水産省の分類では「果樹」とは
「概ね2年以上栽培する草と木で、果実を食べるもの」だそうです。
だから、栽培サイクルが1年居ないのメロン、イチゴ、スイカは野菜だそうです。
一方、総務省の定義は
「草木の果実で甘いもの」
結構、イイカゲンだね。