芹澤 覚|会長 2013.07.31
外装検査の第5弾です。
軒天と外壁の取合い部分です。
外壁の一番上部は屋根が伸びてくる軒天に当たります。
コノ部分は軒天に隠れてつい見過ごしてしまいがちですが
風を伴う雨の場合は軒天に巻き込むように雨が吹き付けます。
ですから、軒天の裏側にケッコウ雨は侵入します。
透湿防水シートが軒天で止まって、屋根板まで届いていないと
透湿防水シートの裏側に入り易くなって外壁用構造合板との間にたまり
合板をカビさせたり、腐らせたりする原因となります。
ですから、透湿防水シートは外壁の一番上の軒天上まで貼らなければいけません。
軒が無い場合は直接、屋根と外壁の取合いに雨が当たりますから、より慎重に防水の工夫をします。
屋根ルーフィングの下に屋根から壁に透湿防水シートを垂れ下げます。
そして、外壁に貼る透湿防水シートをその下にもぐりこませます。
上側に水が入っても下側の透湿防水シートの中に入らないように工夫するわけです。