芹澤 素臣|社長 2020.06.26
3月から毎日検温している芹澤です。
誰も興味ないと思いますが、私のInstagramで毎日検温upしています。
先日の続きですが、気密についてです。
気密性とは、屋内と屋外の空気の往来を防ぐ性能のことをいいます。
所謂隙間風を防ぐってヤツです。
建材同士の接合部分を専用部材で隙間なく施工していく等の工事を行います。
しっかりした施工を行う必要があるため、高いスキルが要求され手間やコストもかかります。
気密性を可視化した指針として、「C値(隙間相当面積)」という値があります。
C値とは建物の床面積1㎡あたりの隙間面積を表す値で、小さいほど隙間の少ない事を表します。
床面積100㎡(約30坪)の家で、C値1.0の場合、建物全体の隙間を集めると
100c㎡(10cm四方)あるという解釈になります。
ちょっと難しい話になりそうなので、わかりやすく例えてみます。
私は冬になるとよくダウンジャケットを着ます。
ダウンジャケットのナイロンとファスナーが気密の役割を担っています。
しっかりファスナーを締める事で寒い空気を遮断しています。
もう一つは、ダウンジャケットの外側を覆うナイロンです。
たとえ羽毛がパンパンに入っていても、ナイロンが無ければ冷たい空気がガンガン入ってきて
全然暖かくなりません。
人間は季節によって衣類で寒暖を調整できますが
家は一度建ててしまうと「着替える」事は出来ません。(リフォームすれば別ですが)
そんな事に着目して住まいづくりを考えてみて頂けたら幸いかなと思います。
次回はもうちょっと気密の重要性を深掘りしてみます。