芹澤 素臣|社長 2022.04.16
4月から娘が2人とも大学生になり、割と大変な芹澤です。
6年前の本日4月16日は熊本地震が発生した日です。
熊本地震は過去に起きた大震災と比較すると極めて特異な地震として知られております。
特徴としては以下が挙げられます。
①同一地域において震度 7 の地震がわずか 28 時間の間に 2 度発生
②M6.5 の前震・M7.3 の本震以外にも最大震度 5 弱以上の強い揺れを観測する地震が 22 回発生
③発災後 15 日間(2 週間)における震度 1 以上の余震が 2,959 回発生
①については観測史上初です。③については同じ内陸型の地震である阪神・淡路大震災が230 回、新潟県中越地震が680 回ですから、比較すると4~10倍以上となります。
その他にも特徴はあります。
以下の表は震度の大きかった益城町周辺での調査結果です。
この調査結果では旧耐震基準の建物は倒壊全壊が約46%。
現行法の耐震基準に基づいた建物では倒壊全壊が約6%ではありますが
実際は大規模半壊と半壊でも住めない状態の建物がかなりあるとのことです。
それに対して耐震等級3の建物は「無被害」「軽微損傷」併せて全棟住み続けることが
できたとのことです。
熊本地震は耐震等級3がニューノーマルになるきっかけとなった地震でした。
当社では熊本地震以前から全棟耐震等級3を標準仕様としておりましたが
改めてこの地震を契機に、構造見学会等を通じ耐震等級3の重要性を
発信してまいりました。
最近震度5相当の地震が各地で頻発しております。地震は突然やってきます。
このblogを通じて耐震等級3の重要性をご理解いただけますようお願い申し上げます。
また耐震の重要性を知っていただく良い機会として、4月30日(土)伊豆の国市にて
構造見学会開催を予定しております。
予約制のため、ご興味のある方は以下リンクよりお申込み下さい。