スタッフブログ 2023.04.02
昨日から新年度が始まりました。
娘が2人とも一人暮らしをはじめ、家が閑散としている芹澤です。
今回のBlogはオーナー通信の新年号でも掲載した内容ではありますが、新年度の始まりに際し
多くの方にご覧いただきたく以下へ転載します。
「昨年もコロナショック、ウッドショック、資材ショックに加えウクライナショック、インフレショックそしてエネルギーショックと住宅業界だけでなく社会全体が立て続けに大きなショックに見舞われました。
特に2月に起きたロシアのウクライナ侵攻は、エネルギーの観点で世界的に大きな影響を及ぼしました。国内でもこの影響を受け、電気料金の高騰は加速度的に進み東京電力管内の(スマートライフS)燃料調整額は2022年1月時点で1kwhあたり-0.53円でしたが、2022年12月時点で1kwhあたり11.92円と過去類を見ない上昇率となりました。(電気料金に関する詳しい内容は私の過去のBlogを拝見していただけますと幸いです。)
燃料調整額は直近3か月の貿易統計実績に基づき、2か月後の燃料調整費に反映される仕組みとなっておりますので、昨年後半急激に進んだ円安の影響を受け、2023年も電気料金が高騰することは自明の理です。
このショックに立ち向かうためには・・・
・躯体性能(高気密高断熱)を上げる事で、冷暖房費をはじめとする光熱費を削減すること
・再生可能エネルギー(太陽光発電システム等)を用い自家消費を増やす
以上が必要となってくるでしょう。
昨今続く様々なショックは2023年も続くと思われます。更に別のショックも引き起こる可能性も秘めております。
中々先の見えない世界情勢により未来の住宅業界は問題が山積しております。
私たちが出来ることは微力かもしれませんが、これからの住まいのために以下を励行してまいります。
①直下率最低50%以上確保
直下率は不足していると、2階の柱を受ける横架材が大きくなることでコストアップにもつながる他、構造と耐震性の低下を招きます。芹工務店では適切な柱の直下率を確保することで、むやみな梁等の横架材サイズアップを防ぎます。
②シンプルな住まいの提供
むやみに凹凸のある住まいは、同じ坪数であっても成型の住まいに比べて材料も多くなります。これによりコストアップはもちろんのこと、複雑な形状の住まいは外皮が大きくなることで、外壁の修繕費をはじめとする将来的なメンテナンスコストへも影響し、断熱性能の低下も招きます。芹工務店では常にシンプルな住まいを提供することをお約束いたします。
③顔の見える住まいづくり
情報過多のこの時代に私たちが出来ることは「顔の見える住まいづくり」だと思います。住まいづくりは建てて終わりではありません。お引き渡し後もオーナー様へ寄り添える会社でありたいと思います。これから住まいづくりを進める方にとって「安心感」がキーワードになると思います。そのためには様々なコンテンツで社員をはじめ、現場で従事する職人さんの様を発信することで、出会う前から私たちがどんな会社であるかをわかってもらえるようになりたいと思います。
今年も、私達のコンセプトである「幸せのなる家」を提供し続けることで、私たちの住む地域、国、そして地球に明るい未来が到来することを目指し頑張ってまいります。今年も皆様にとってより良い年になるよう祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。
株式会社 芹工務店 代表取締役社長 芹澤 素臣」