アフター部の芹澤です。
今回は外壁ラムダサイディング割れ補修工事についてです。
築3年目の鉄骨3階建ての建物です。
外壁はラムダサイディングという厚さが15mmで中空式のサイディングです。
素材は非常に堅くその反面、割れが入りやすいサイディングです。
割れが発生したのは屋上階段室の外壁面です。
外壁面に取付けられたTVアンテナの支持金具の位置に割れが発生しました。
アンテナをはずすと支持金具を止めるための壁貫通ボルトの開口部から割れが伸びています。
サイディングをはがして下地の確認をしました。
サイディングを締め込んでへこまない様に貫通ボルト部には通気の厚み分スペーサーが配置されていました。
支持金具が直接サイディングに接していると、アンテナが風でゆすられた場合に、金具の壁に接している部分が壁を圧迫して割れが発生すると思われます。
貫通ボルトにナットを一つ追加して支持金具がサイディング表面より浮くようにしました。
また、サイディングの貫通ボルト穴を大きめにしてボルトと干渉しないようにして周りの隙間にコーキングを充填しました。
以上のようにしてサイディング表面にTVアンテナの支持金具が直接接しない様にアンテナを取付けました。
支持金具とサイディングとの間に隙間が見えます。
これでサイディングに割れは発生しないと思われます。