芹工務店ではお引渡し以降、点検訪問を実施しています。
お客様より「点検訪問はどんなことをするのですか?」とご質問がありましたので
点検方法について詳しくお知らせいたします。
点検項目は外部・内部・水廻り・電気関係に分けられます。
点検チェックリストに従って、点検年度により必要な点検項目について点検を行います。
B.内部の点検は内装にかかわる部分全般(床、壁、天井、木製建具)について点検を行います。
①床
・床フローリング、CFは目視で割れや変色等を点検します。また床鳴りについても点検を行います。
②壁、天井
・クロスのすき間状況
・壁、天井のクロスは目視により入り隅のすき間や表面の割れについて点検を行います。
短期保証にかかわる部分ですので1年点検ですき間等が発生していた場合は2年点検まで
経過観察させていただき2年点検時に無償補修を行います。
・左官壁は目視により入り隅のすき間や表面の割れについて点検を行います。
短期保証期間の入り隅のすき間や表面の割れは2年点検まで経過観察させていただき
2年点検時に無償補修を行います。
・内部の塗装については目視で変色等について点検を行います。
③木製建具
・ドア・引戸・折戸は作動具合やハンドル金物のゆるみ等の点検を行います。
④床下、天井裏
・温度湿度測定状況
・ 室内、床下、室外の温度、湿度の測定と床下の含水率の測定を行います。
この測定によって「高断熱・高気密」の性能劣化の判断をします。
C.水道設備
・ 水廻りの点検はキッチン、浴室、洗面台、トイレの湯水を実際に出して湯水の出具合、
排水の状況を点検します。同時にそれぞれの設備機器についての動作に異常がないかを
実際に運転して点検します。
・キッチンの流し下の配管の様子です。左側の金属色の日本は給水と給湯の管です。
左側の樹脂の配管は排水管です。
これらのネジの部分から漏水が無いかをチェックします。
・こちらは洗面台下です。樹脂製の受け蛇腹ホースの漏水受けです。
キッチン下にもあります。どちらも上のホース受け辺りから水が落ちる事があります。
水が溜まっていないかチェックしましょう。
D.電気設備・システム換気
・電気設備の点検は照明器具、システム換気について点検します。
・照明器具は実際に点灯させて照明器具に点滅等の異常がないか点検を行います。
・システム換気は換気扇の汚れと換気扇周りの配管の脱落、吸気口フィルター等について
点検を行います。
・浴室天井裏のシステム換気の換気扇蓋を外して羽根を取り出し汚れ度合いを確認し
羽根を水洗いします。
お施主様には取外・洗浄・取付の全工程の状況を見てもらい掃除方法について説明をします。
・上の写真は浴室上にあるシステム換気の換気扇本体の写真です。
蓋を外すと下のようになっています。
これは3年目のものですがやはりホコリが溜まっています。
1年に一度大掃除の時にでも掃除をしましょう。
E.シロアリ点検
・シロアリ点検状況
・シロアリ点検は床下点検口より点検する作業員が床下にもぐり床下をはいずりながら
シロアリ被害について、目視とハンマー打撃(詰まった音は異常なし・スカスカした音は
シロアリの食害有り)などで点検します。建物外周部についても同様に点検を行います。