芹澤 覚|会長 2015.06.26
6月26日は富士宮のN邸の大工工事が終わるので木工事完了検査に行きました。
足場も取れて現場は非常にきれいでした。
外回りにはゴミ一つ落ちていません。
約38坪あります。
今回は細かいところばかり写真を撮りましたけれど
今年度の新商品です。
サッシも木製建具も新シリーズです。
なかなかいいですよ。
まずはサッシです。
YKKの新基準の樹脂サッシAPW330です。
断熱性能が今までのサッシより格段に上がりました。
また、スタイリッシュでカッコいいですよ。
写真(窓にクレセント無し)
従来のサッシは下の写真のようにクレセントがど真ん中についています。
写真(従来サッシクレセント)
錠は周りの枠とぶつかる方立についています。
写真(クレセント・ロックと解錠)
上の写真は掃出しの大きな窓の錠です。
腰窓などの錠は写真のようにワンタッチで開場して窓を開けます。
変な出っ張りが無くてスマートですね。
巾木の出隅や入隅も平面の巾木部分からの膨らみが少なくて一体感があります。
写真(入隅・出隅)
ついでに養生の方法も変えました。
従来の床養生は壁との間に3センチ程度の隙間がありました。
写真(従来の養生)
フローリングを貼ったすぐ後に床養生をしますが
後からボードを貼ったり巾木がついたりして壁が出てくる分を考慮して余分に逃がしを見ていましたが
その隙間の部分のフローリングの目に工事のホコリが詰まってわずかに白っぽくなる部分が出来てしまいました。
写真(隙間なし養生)
工事の進捗に合わせて端部の養生テープを貼り直す手間を惜しんでいましたが
一度だけテープを貼り直せば済ことで大工さんに協力してもらい隙間なしの養生に変わりました。
少しずつ現場は変わっていますね。
ということですが、みんな細かくてマニアックなネタでしたね。
でもね。
造る側はお客様の絶対に気づかないようなところばかり探して
あ~だの・・こ~だの・・。
と、重箱の隅をつついています。
すべてはオーナー様が気持ちよく住んでいただくためです。
例えば、こんなところも・・。
これはバルコニーの手摺壁の天端です。
白い部分は内外のサイデンィグです。
その間の黒いところはシート防水がバルコニーの床から立ち上がって手摺壁の外側までかぶっています。
こんな仕事をしているところは他には絶対に無いでしょう。
バルコニーから雨漏りは絶対にさせないという心意気です。
この上にアルミの笠木がかぶってきます。
ところで、グリーンの独楽のようなものは何でしょうか?
これはサイディングとシート防水のアウダに作る通気層を確保するためのパッキンです。
はじめは材木の端材を当てていましたが樹脂製の穴の空いたパッキン材にすることで
固定用の釘本数を減らし、わずかでも通気の抵抗を減らそうというものです。
これはサイディング業者さんが探してきました。
業者さんも一緒になって考えてくれるのです。
ありがたいですね。