芹澤 覚|会長 2013.12.02
塗り壁などの自然素材は風合いなどでクロスにまさるものが多々あります。
しかし、価格が高いためにお客様がご採用になるには悩みどころです。
芹工務店でも色々と試してみましたが、現在、おすすめする塗り壁は
「オンザウオール塗り壁」です。
今月の完成見学会の壁にも使われています。
漆喰風の塗り壁です。
漆喰の主成分の石灰と同じ炭酸カルシウムを主成分にして
つなぎにわずかばかりのメチルセルロースを混ぜてあります。
ほぼ無機質でホルムアルデヒドなどのVOC成分は検出されません。
F☆☆☆☆をしのぐ安全性を確保しています。
また、塗り壁はどうしてもクラックの心配がつきまといますが
メーカーでは成分調整を研究してかなりの精度でクラックを
防止出来るようになっていますが
完璧にクラック無しにはなりませんので
10年保証として材料の無償提供を謳っています。
価格も今までの塗り壁に比べてカナリ安くなっていますから
お施主様にも選びやすくなっています。
そこで本題ですが
先日、完成社内検査で監督、設計、営業、社長と素人目線で
事務の清水さんもついてきました。
清水さんの感想が
「塗り壁はクラックが心配で、クラックが出た時の補修が
クロスなら張替えが簡単ですが、塗り壁はどうなんですか?
それに汚れやホコリはつかないんですか?
ついたらどうするのですか?」
と矢継ぎ早です。
クラックには保証が付いていることや、汚れは消しゴムや
高い番手のカミヤスリなどでこすればキレイになるなどと説明しました。
私の家でもクロスに比べて塗り壁は汚れても味があって気にならないし
築20年近くになるが水廻りのビニルクロスは剥がれてきているが
塗り壁は鉄骨建物の構造的な問題で2~3箇所のクラックはあるが、
それ以外は問題ないし汚れもほとんど無くて孫の落書きもわざと残してあるし
ホコリもトイレや脱衣室のビニルクロスは静電気の関係でうっすらとホコリが付くが
紙クロスや塗り壁はホコリが付かないと説明したら
清水さんは盛んに感心して
「そういうことはゼヒお客様にアピールした方がいいですよね。」
とおっしゃいまして・・。
確かに、そのとおりで、他の社員とは視点が違っています。
やはり連れて行って正解でした。
ということで早速、ココに書かせていただきました。
今回の見学会の塗り壁は塗り柄が付けてって
ナカナカにいい感じです。
塗り壁に興味のある方は、ぜひ、ご来場下さいね。