芹澤 覚|会長 2013.11.14
11/14の朝日新聞から・・。
相変わらず新聞ネタです。
ホテル、旅館で食品の詐称で賑わっていますが
加工牛肉の製造方法が載っていましたので転記します。
オーストラリアやニュージーランド産の赤身の牛肉を
ベルトコンベアーで流して、剣山のように針のついたもので
刺して国産牛の脂を精製したものを注入するのだそうです。
加工前の肉がかたくてパサパサだったのが
一度でかみ切れる柔らかさになってジューシで旨みが口に広がるのだそうです。
別に成形肉というのがあって
これは高価な肉の骨の周りなどの形にならない「クズ肉」を食品添加物で固めて
整形したもので
焼き肉店の「牛たん」なんかでも大きく見せるためにやっていますね。
サーロインとしての1キロあたりの仕入れ値は
牛脂注入肉が1400~2000円
成型肉が700~800円
A3クラスの和牛なら五千円以上とのこと。
牛脂注入は1980年代から成型肉は1960年代から開発されてきて
技術は相当に進んでいるようです。
ハンバーグやステークチェーン店では
かっては使っていたものが景品表示法違反の指摘を受けて
やめているようですが
中国地方の「ミスターバーグ」は
ハッキリと「和牛脂注入肉使用」「結着加工肉使用」と
表示するように変えたのですが
安くて美味しいということで
売上は変わらないそうです。
注入肉や成形肉は味や大きさ歯ざわりも調整できるそうです。
惣菜や弁当などのは大いに使われているようです。
ハッキリと表示して売れば
消費者は「安くて、美味い」ならば買うんですよね。
ウソはダメよね。