芹澤 覚|会長 2013.11.13
日本の一人あたりの年間コメ消費量はピークの1960年台の120キロ台から
現在では半分に減りました。
世界平均の66キロよりもわずかに少ない数字です。
韓国や台湾では1970年台に180キロだった年間消費量が
現在では韓国は100キロ以下に、台湾では50キロ台に激減しました。
タイでも同じように減少しています。
一般に生活水準が上がるとイモや雑穀だった主食が高価なコメに移ります。
しかし、より生活水準が上がると、更に高価な肉や魚などのタンパク質を多く摂るようになり
食生活の多様化でパンなどのコメ以外の食事も植えることがコメ離れの要因になってきます。
現在のコメ消費量が急速に伸びているのがアフリカです。
1960年台から比べると2倍になっています。
経済発展で中間層が生まれたことが背景にあります。
マダガスカル、マリ、セネガルなどは100キロ前後の消費量で日本をはるかに超えています。