芹澤 素臣|社長 2021.10.02
先日2回目のコロナワクチン接種後、発熱でダウンした芹澤です。
結構しんどかったですね・・・
近況はさておき、今日は5月と7月にお伝えしたウッドショックに関する続々報です。
5月と7月のブログについては以下参照ください。
7月のブログで「アメリカの木材先物価格が年初並みの価格になった」とお伝えしましたが
以前日本国内の木材高騰は続いているのが実情です。
先日も懇意にしている他商圏の工務店さんとお話しする機会がありましたが
プレカット代が平常時の倍になっていると嘆いておりました。
実際当社でも5月頃から比べると倍までは行きませんが、2割弱プレカット代が上がっております。
今後の価格変動具合は不透明ですが、現在社内でプレカット代高騰に伴い
仕様変更ならびにお見積りの有効期限を検討中です。
詳細については担当にご確認いただけたらと存じます。
また材木の納期についても、周囲では不安定なところが多いようです。
基礎工事完了してから、1か月以上上棟しない現場も多々見受けられます。
当社は納期について、現在プレカット業者さんのご厚意で今のところ予定とおりの納期に
納材いただいております。(詳しくは7月のブログ参照ください)
ウッドショックから始まった今年の建築業界ですが
「半導体不足による太陽光パワーコンディショナー入荷未定、設備機器等の納期延期」
「海外の住宅需要の高まりに伴い、生産が追い付かずミーレ食洗器受注停止」
等々、最近ではウッドショックとは別の問題も噴出しております。
各々当社では対策を取り、太陽光はパワーコンディショナー入荷可能なメーカーに切り替えました。
設備機器等については、早めの仕様決めをしていただくことで余裕のある発注をしております。
ミーレについては、申し訳ありませんが他の海外製品(AEG等)のご提案をさせていただいております。
繰り返しとなりますが、これを機会に改めて芹工務店としては、以下を励行することで
木材をはじめとする材料過多を抑止するよう努めてまいります。
①直下率最低50%以上確保
直下率は不足していると、2階の柱を受ける横架材が大きくなることでコストアップにもつながる他
構造と耐震性の低下を招きます。
芹工務店では適切な柱の直下率を確保することで、むやみな梁等の横架材サイズアップを防ぎます。
②シンプルな住まいの提供
むやみに凹凸のある住まいは、同じ坪数であっても成型の住まいに比べて材料も多くなります。
これによりコストアップはもちろんのこと、複雑な形状の住まいは外皮が大きくなることで
外壁の修繕費をはじめとする将来的なメンテナンスコストへも影響します。
またそれに伴い断熱性能の低下も招きます。
芹工務店では常にシンプルな住まいを提供することをお約束いたします。」
これまで経験したことのない事態が繰り返し続く昨今ですが、今後も迅速で正確な情報提供を行ってまいります。